初めまして、シードフレアと申します。しがないX民です。当記事はポケモンSVシングルバトルS16(2024年3月)の振り返りとなります。ブログを書くこと自体人生初なので、お見苦しい点も多いと思いますが、温かい目で見ていただければ幸いです。
TNナオキチ 最高19xx 最終💫
最終日付近に引越しを行ったので最後まで走ることができず、結果溶かしたレートを戻すことすら出来ずに終わるというとても不甲斐ない結果に終わってしまいました。人に語れる立場ではありませんが、あくまで自分の振り返り用として使用構築について記します。
↓使用構築
(一応レンタルもあります)
1.構築経緯
並びとしてはテンプレ化されたものですが今一度言語化してみます。
タイプ受けサイクルを使いたいと思った。かっこいいため。しかし理不尽な運要素で溢れかえった現環境で勝ち筋が曖昧な純サイクル構築で勝つのは厳しい、というかあまりに玄人向けだと感じたので、ステロを撒いてから積みエースを通すシンプルな勝ち展開を再現性を持ってでき、尚且つロングゲームに耐えうる堅いサイクルの形成を目指した。
まずステロ展開の始動要員として、優秀な耐性で風船を持つことで広い範囲に不利を取らないヒードランを採用。
次にステロと相性のいいあくびを強く使うことのできるブラッキーを採用。一貫の切り難い悪ゴーストに受け出せてパオジアンに弱くない点が強い。
ステロあくびで疲弊させてから展開して強いコマとしてイカサマダイスカイリューを採用。ヒードランとの補完に優れており鋼とドラゴンの並びを作れる。
ここまでで連撃ウーラオス、アカツキガチグマ等が重いため、それらに弱くないコマとして井戸オーガポンを採用。ヒードランと合わせて草と炎の並びを作れる。
上4体は皆初速が遅く、かつ特殊との打ち合いが得意ではないので、広い範囲の特殊と撃ち合うことが可能でカイリューが通っていない時にエースになれる突撃チョッキハバタクカミを採用。
最後に受け系の構築への対策とトリルガチグマへの選出圧力を兼ねてラティアスを採用。カイリューを出せない時のエースにも一応なれる。
2.個体紹介
252-x-252-0-0-4 (絶対図太いでいい)
イカサマ/欠伸/守る/願い事
調整意図
・数値が足りないのでHB振り切り
・気持ち程度のミラー意識で残りS
みんな知ってるテンプレ型。構築の心臓。ステロを撒いた後にあくびとねがいごとでコントロールするのが強かった。プレイングで化けるポケモンであり、パオカミウーラは型次第では1体で詰ませられる。が、私では練度が足りなかったように感じる。貴重なカイリューに強い物理受けだがシーズン後半はアンコール持ちのカイリューが急増して安定感が低下した。テラスタルは一撃ウーラオス意識でフェアリー。
カイリュー@イカサマダイス マルチスケイル テラスタル:フェアリー
52-252-0-x-0-204
スケイルショット/地震/竜の舞/羽休め
調整意図
・S+1で最速テツノツツミ抜き
・火力が欲しいのでA振り切り
・残りH
本構築のエース。ダイスカイリューで羽休め採用は珍しいが耐性を活かしたサイクルパーツとしても使うため使用感はかなり良かった。その分アイへやアンコールがないのでブーストカミで簡単に止まる。欠伸ループでエナジーを消費させる立ち回りを心がけた。テラスタルはミラーでスケイルショットを透かすためにフェアリー。
228-0-204-0-0-76
調整意図
・4振りブリジュラス抜き
・ウーラオスの特化インファイト確定耐え、特化水流連打最高乱数以外耐え
最強(?)の初手要員。どんな対面でもステロはほぼ撒ける。マグストが襷を貫通するため先発のパオジアンを1ターンで処理できるのがとても偉い。チョッキでないアカツキガチグマも2連マグストでたまに突破する。Sにかなり振ることで持久力ブリジュラスに滅法強く体力を半分以上残して突破できることもしばしば。副産物として遅いサーフゴーに上からマグストが通り、遅いカイリューに上から鬼火が通る。相手視点貰い火にしか見えないので竈オーガポンはテラスタル出来ず、2連マグストで対面突破できる。
-技さえ当たれば
本当に技が当たらない。鬼火を外して炎の体は発動せず、割とパオジアンに倒される。そんなお前でいいのか。テラスタルは両ウーラオス意識でフェアリー。
井戸オーガポン 貯水 テラスタル:水
252-4-4-x-172-76
調整意図
・準速イーユイ抜き
・特殊を受けるためにHD残り振り切り
・余りAB
主にガチグマ、サーフゴー受け。宿木光合成でサイクル参加しやすく、ヒードランの回復ソースになるのも偉い。連撃ウーラオスに対しては前述のフェアリーテラス勢が水流連打を誘発するので、受け出してアンコールする動きが強かった。ディンカイサーフに対してもよく投げた。強い要素は多いものの数値が低く、良くも悪くも噛み合いポケモンという印象。ヒードランとの相性補完がすごく綺麗。
ハバタクカミ@突撃チョッキ 古代活性 テラスタル:電気
100-x-28-176-4-196
ムーンフォース/シャドーボール/10万ボルト/マジカルフレイム
調整意図
・最速110族抜き
・臆病テツノツツミの水テラスハイドロポンプ2耐え
・陽気ウーラオスの悪テラス不意打ち最高乱数以外耐え
・余りC
ブリジュラス、ハッサム等の鋼技、タケルライコ等の電気技、ミラーやカイリューの電磁波などに耐性を持てる電気テラス。アシレーヌやヘイラッシャに対してテラス10万ボルトで大きく削れるのが強かった。攻守のバランスがよく、困ったらとりあえず選出していた。相手視点メガネやスカーフに見えるため、型の誤認によるイージーウィンを量産してくれた。HPが低いので願い事や宿木でゴリゴリ回復して楽しい。
252-x-68-4-4-180
サイコショック/魅惑のボイス/瞑想/自己再生
調整意図
・最速イーユイ抜き
・HBできるだけ高く
・余りCD
気持ち程度の受け対策。技はハピナスやミラーの積み合いに強いサイコショックと身代わり持ちや悪タイプへの打点になる魅惑のボイスを採用。キョジオーンにも強い。しかし「キョジオーン入り構築」には強くない。あまり選出しなかったが出した試合での詰ませ性能は非常に高かった。トリルガチグマ+イダイトウのような構築に対してガチグマの選出を渋らせられた点が強かったと思う。浮いているドラゴンなのでヒードランとの補完がとても綺麗。
3.選出
ヒードラン+オーガポン+1体
ほとんどの場合ヒードラン確定選出
4.敗因
これらの要素が挙げられる。まずパーティ内での最速がハバタクカミ(180)で、環境にいる多くのポケモンに対して下からの処理が要求される。これにより電磁波の痺れや氷柱落としの怯みなど、理不尽な運要素を回避するのが難しい。
アンコール持ちのカイリューが急激に増加した。これによりカイリュー対面でのブラッキーの体力管理がシビアになり、以前よりも自信を持って選出できなくなった。ブラッキー以外も遅く、補助技を多用したためアンコールケアが難しかった。
剣舞ラオスがブラッキーで受からない。ヒードランも起点にされてしまう。水技をオーガポンでアンコールする動きが求められる場面が多く、安定して処理することができなかった。またそもそも守るを貫通される都合上ブラッキーで水ラオスを受けることは難しいのだが、今思えばブラッキーに依存しすぎていた。
ブラッキーは竈オーガポンのテラス急所ツタ棍棒を耐えないため、安定して受けられない。かといって裏で受けられるわけでもない。これも最後まで解答を作らなかった。
強い人が使えば強い構築なんだと思う。不利な要因はあったが、自分が環境に適応しきれなかったことが一番の敗因だった。プレイングが弱い自分はもっと動きがシンプルな構築を握るべきだったように感じる。今月は最初から同じ構築を握り続けたので、来月以降はいろんな軸に触れて自分に合うものを探していこうと思った。
5.自分語り
長くなります。読まなくていいです。
私は8世代で初めて対戦を齧りました。当時は中学生で、マイナー厨のカジュアル勢でした。順位などを意識したことはありませんでした。高校に入ってポケモンから離れていたのですが、ある日ポケモンSVが発売されます。当時ニコニコ動画を視聴していた私は、そこでガチ対戦への興味を抱き始めます。最悪のタイミングです。なんせ高校2年の冬です。地方ですが一応進学校です。その後の1年間、私はやたら高いポケモンへのモチベーションを持ったまま受験生活に臨みました。週末にちまちま対戦をしてみたりしました。5桁から抜け出せたことはほとんどなかったです。X(旧Twitter)も始めてみました。バカです。大学にはなんとか合格できたものの最低の受験生だったと思います。
今シーズンはそんな私にとっての受験明け初めてのシーズンであり、人生で初めて順位を意識してランクマに臨んだシーズンでした。最終日走れないことをわかっていながら序盤から我武者羅に取り組み、無駄に高かったモチベーションが空回りした結果がこれです。満足のいく結果ではありませんが、もちろん平凡な自分が最初から良い成績を残せるとも思ってはいません。努力する必要性を身をもって感じられるシーズンとなりました。知っている人とたくさん当たって、順位ツイートをして、そんなポケ勢らしいことを自分ができていることがたまらなく嬉しかったですし、もう1年もそれをやっている皆さんがとても羨ましく思いました。私もすぐに追いつきます。ひとまず次の目標はレート1950!
最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。またXやランクバトルの海でお会いしましょう。またね!